Xignite and QUICK Partner to Make Market Data Easy for Japanese Financial Industry

July 11, 2017

「不必要に複雑な市場データをシンプルに」、XigniteがQUICKと組み日本でサービス開始

Xignite CEO & Founder Stephane Louis Dubois 氏

 米XigniteはFinTechスタートアップ企業や金融機関に対し、API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)経由でマーケットデータを提供する。1年間でのAPIリクエスト数は、実に1兆5000億回。CEO(最高経営責任者)兼FounderのStephane Louis Dubois氏が、「世界で最もポピュラーなAPIプラットフォーム」とする同社の強さを聞いた。

Stephane Dubois CEO Xignite

 我々は金融機関やFinTech企業に対して、マーケットデータを収集するためのクラウドソリューションをAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)で提供している。世界で最もポピュラーなAPIプラットフォームの一つだ。APIリクエストの数は、2016年実績で1兆5000億回。2017年は3兆回を目指している。

 実は我々のスタートは、マーケットデータやAPIといったアイデアとは無縁のものだった。元々は、資産管理ソフトを提供していたんだ。ところがデモを作るのに必要なマーケットデータは、とても複雑で高額。その時に考えたんだよ。我々のソフト向けに、API経由でマーケットデータを使えるようになったら、どれだけ楽になるんだろうと。

 当時、それは非常にニッチだったけど、革新的なエリアだとは気づいた。ちゃんとした製品として提供されるならば、購入してもいいという顧客が現れたタイミングで、マーケットデータを手掛ける方針に舵を切った。10年以上前の話だ。

 2006年に資金調達を始め、プラットフォームを構築した。その後、世間はAPIやビッグデータを受け入れるようになり、さらにFinTechの波が到来したというわけだ。

 最初の出発点が資産管理ソフトを開発していた我々自身のニーズに基づいたものだったこともあって、今の顧客にも資産管理やロボ・アドバイザーを手掛けている企業が多い。 

複雑だったデータソースを統合する

 すべてをシンプルにする。これが当社の基本的なスタンスだ。今まで顧客は不必要に複雑な形でデータを持ったり、利用したりしてきた。当社は開発者の目線でデータの使い方をシンプルにしてきた。FinTech企業は、その点を評価してくれている。

 XigniteのAPIの数は50以上。これらはすべて、統合化したソリューションの形を採り、使い勝手を良くしている。そのことが、多くの顧客に受け入れられている要因になっていると考えている。

 我々はグローバルに存在する様々なデータを、まず当社のデータベースに格納する。世界中の証券取引所などとパートナーシップを結んで直接データを集めているほか、データベンダーからデータを買ってくることもある。こうしたデータを加工して、独自のデータセットとして提供しているんだ。今まで多様で複雑だったデータソースをXigniteが統合し、より簡単でより安く使えるようにしている。

 当社のような存在がなければ、FinTechスタートアップ企業は従来のやり方に従うほかなかっただろう。つまり、Thomson ReutersやBloombergからデータを集める必要がある。資金も時間もかかる上、データを統合する手間も無視できない。恐らく、革新的なものを生み出す時間はなかっただろう。

Stephane Dubois CEO Xignite

重要なのはデータの数ではなく使い勝手

Thomson ReutersやBloomberg、IDCといった伝統的なデータベンダーは、当社の競合に当たる。長い間、事業を展開している分、彼らの方がデータの数は多いかもしれない。当社も負けないように、データソースの数を増やしているところだ。実際、IDCと比べると、数の側面でも追いついてきている。

 ただし、最も重要なのは使い勝手だ。たくさんデータがあれば良いわけではない。異なるデータセットを使うために、別々のレガシーシステムを使ってアクセスしないといけないとしたら、意味がない。当社はAPIによって、すべてのデータを使いやすくしている。ここが強みだ。

 とはいえ大手の金融機関は、これからもThomson ReutersやBloombergのデータを使うだろう。これを使いこなすのは非常に難しい。使い勝手が悪いからね。そこで当社の出番だ。金融機関などがBloombergなどから入手したデータをクラウドに格納してもらう。クラウド上のデータを当社が管理し、APIで使えるようにする。

 実は、こうしたことは既にやり始めている。誰も知らないが、Bloombergが提供するファンダメンタルのデータを、顧客経由で当社が管理しているんだ。もちろん、当社が使うわけではないけどね。

 大手の金融機関との付き合いは以前からあったが、必ずしも戦略的な関係ではなかった。ところが、FinTechやAPIのトレンドに共鳴するようになり、当社をソリューションプロバイダーとして見るようになった。当社の主要顧客であるFinTech企業は偉大だ。しかし、より大きな金融機関とビジネスをすることも、当社の成長にとっては欠かせないことだ。

 QUICKと組んだのは、同社のデータを利用することでターゲットをより広げられるから。日本という大きな市場を理解している点も心強い。日本市場は成熟している一方で複雑だ。当社単独では難しい。QUICKとパートナーシップを結ぶことで、格段にアプローチしやすくなるはずだ。(談)。

Stephane Dubois CEO Xignite

 

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